エアコンクリーニングと言いますと、基本的には室内機のクリーニングのことを指します。それでは、室外機のクリーニングは必要ないのでしょうか。結論から言いますと、室外機はほぼメンテナンスフリーですので、クリーニングもほとんど必要ありません。というのも、室外機は屋外に置かれる前提で作られていますので、多少の汚れでは室外機の機能を阻害しないのです。それでもクリーニングが必要になるケースはありますので、何年かに一度だけでもクリーニングをお考えになってみてください。
まず注意すべきは、室外機の裏側の「フィン」です。フィンに汚れが詰まっていますと、空気の通りが悪くなり、エアコンの負担を大きくしてしまいます。ゴミを取り除きブラシなどで綺麗に掃いてあげると良いでしょう。ただし、力を入れすぎればフィンガ変形してしまいますのでほどほどにしましょう。
フィン以外では、ファン(羽根)の汚れにもご注意ください。通常ファンの前は格子状になっており、大きなゴミは侵入できません。それでもファンにゴミが付着していれば、回転に支障が生じることがあります。そのままではファンが破損してしまいますので、箱を開けて中のファンを掃除します。ただし、作業中にファンが回りださないように注意しなければいけません。
室外機は多少見た目が汚れていても、その機能にはほとんど影響はありません。そのため室内機ほど敏感になる必要はありませんが、それでもメンテナンスをしておくに越した事はありません。普段は外面の拭き掃除や障害物の排除などを行い、時々は業者の方に室外機のクリーニングをご依頼ください。