日本の夏は高温多湿であり、ジメジメしていて過ごしにくい日々が続きます。そんな時の救世主エアコンですが、お手入れはしっかりとされていますか?エアコンを使う前には、しっかりと掃除しておかないと大変なことになってしまうことがあります。カビは、ホコリや水気を好み、掃除されていないエアコン内部は恰好の住処となります。夏場を快適に乗り切るため、そして節電のため一日中エアコンをつけっぱなしにする人も珍しくありません。しかし、その影響で換気される機会が減り、エアコンから出るカビが部屋中に蔓延し、呼吸とともに体内に侵入し続けている恐れがあるのです。カビで汚染された空気を吸い込んでしまうことで、カビの胞子に対するアレルギー反応が起き、肺に炎症が生じ肺炎になってしまうことがあります。「トリコスポロン」というカビによって引き起こされる肺炎は、夏型過敏性肺炎と呼ばれ、その名の通り6月頃から10月頃にかけてピークとなります。治療に関しましては、軽度の症状の場合非常に簡単で、原因となっているカビを吸わない環境にするだけです。その場所から離れるか、徹底的に清掃を行うことで簡単に対処することができます。しかし、肺炎とは苦しいものですし、発熱に悩まされる病気ですので、前もって予防しておきましょう。ポイントは2つあり、換気をよく行い綺麗な空気に常に入れ替えることと、繁殖場所となりうるエアコンの清掃です。中々エアコン内部の隅々まで綺麗にすることは難しいですから、お困りの時はエアコンクリーニングを依頼してみてはいかがでしょうか?