最近エアコンの黄ばみが目立つようになってきたとお困りの方はいらっしゃいませんか?エアコンが黄ばんでしまうと、どこか部屋の印象が悪く感じるようになるかもしれません。なぜ黄ばみが発生してしまうのか、その原因が分からないという方も多くいらっしゃることでしょう。
今回はエアコンの黄ばみの原因をご紹介します。原因を知ることで、汚れをきれいに落とすこともできるので、その方法をともにご紹介します。黄ばみを防ぐための予防法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
エアコンが黄ばんでしまう原因とは?
白いはずのエアコンが黄ばんでいてはどうしても気になってしまうことでしょう。なぜエアコンは黄ばんでしまうのか、まずはその原因を知るところからはじめなくてはいけません。エアコンが黄ばむ原因はさまざまです。主な原因を以下でご紹介するので理解しておきましょう。
●材質の劣化
エアコンにはプラスチックが使用されていることがほとんどです。しかし、このプラスチックこそが黄ばみの原因になっています。プラスチックは材質の関係上、長年使用していると劣化が進み、徐々に黄ばんでいくのです。長いこと同じエアコンを使用しているご家庭であれば、経年劣化による黄ばみである可能性が高くなります。
●化学変化が起きた
プラスチックの素材のなかには「ABS樹脂」と呼ばれるものがあります。このABS樹脂には添加物が含まれており、酸化防止剤や難燃剤に触れることで化学変化を引き起こします。この化学変化こそが黄ばみの原因になるのです。太陽による日焼けも黄ばむ原因になるので注意してください。
●タバコ
ご自宅内でタバコを吸われている方であれば、エアコンが黄ばむ可能性が高くなります。タバコに含まれているヤニが付着することで、白いエアコンが黄ばんでしまうのです。
黄ばみを落とす方法をご紹介!
エアコンの黄ばみの原因をいくつかご紹介してきましたが、気になるのは落とし方の方ではないでしょうか?正しい方法で作業を進めることができれば、自分できれいに落とすことができます。しかし原因が材質の劣化であれば、元の状態に戻すことはできません。原因によって落とし方が異なるため、それぞれに適した方法をご紹介します。
●タバコが原因
メラミンスポンジを濡らし、それを固く絞ります。黄ばみが気になる個所をそのスポンジでしっかりとこすってあげてください。なかなか落ちないようであれば洗剤を使用し、水拭きすればより落ちやすくなります。
●化学変化が原因
まず用意すべきものは以下の2点です。
- ・酸素系漂白剤
- ・紫外線
酸素系漂白剤は成分に過酸化水素水と漂白活性化剤が入っているものを選ぶようにしてください。漂白剤を黄ばんでいる部分に、ハケなどを使用し塗っていきます。水分が飛ばないようサランラップを被せ、日光に数時間当てるようにしましょう。時間の経過とともに黄ばみが取れるので、水洗いをし、しっかりと乾かしてあげてください。
小さいパーツの黄ばみを取りたい場合はパーツを分解し、漂白剤に直接漬け込んでみてください。1週間ほど漬けておくことで白くきれいな状態に戻ります。最後に水洗いを忘れず、しっかりと乾かすようにしましょう。これらの方法でも黄ばみが落ちない場合は、経年劣化が原因の可能性が高くなります。
黄ばむのを防ぐためには小まめなお手入れが大切です!
黄ばみを未然に防ぐためには、小まめなお手入れが大切になります。お手入れの方法はとても簡単です。日ごろの生活にも取り入れやすいため、黄ばみを防ぎたいとお考えの方は試してみてください。部分ごとに掃除方法が異なるのでご紹介します。
●エアコンカバーの掃除
エアコンカバーに付着した汚れは、柔らかい布を使用してから拭きしてください。汚れが落ちないようであれば、水かぬるま湯を布に含ませ、しっかりと絞った後に拭きとるようにしましょう。
●パネルの掃除
パネルの掃除もやわらかい布を用いておこないます。汚れがひどければ水かぬるま湯にしみ込ませてから、布で拭き取るようにしましょう。
●フィルターの掃除
フィルターはとくに汚れやすい箇所であるため、2週間に1度は掃除機でホコリを吸い取った方がよいです。月に1度、水洗いするとより清潔な状態を保つことができます。水洗いをおこなう際はフィルターを取り外してからにしてください。洗い終えたらしっかりと乾かすようにしましょう。
●吹き出し口のルーパーの掃除
ルーパーの汚れはから拭きで落としていきます。汚れがひどいと感じた場合は、中性洗剤を薄めたものを布にしみ込ませ拭いてみてください。拭き終わりましたら水拭きをしましょう。
エアコン内部まで掃除するとより効果的!
タバコのヤニが原因であれば、エアコン内部にまで汚れが付着している可能性があります。回転ファンにヤニが付いてしまうと、悪臭が発生することもあるので注意しなくてはいけません。回転ファンの掃除方法をご紹介するので、エアコンの汚れを内部から落とすようにしましょう。用意するものは以下の通りです。
- ・洗剤
- ・霧吹き
- ・細いブラシ
- ・綿棒
- ・ゴミ袋
まずは霧吹きのなかに洗剤と水を混ぜ、洗浄液を作ります。その後ゴミ袋を使用しエアコンの吹き出し口を養生していきます。エアコンの後ろ側と足元をしっかりと覆うようにしてください。
洗浄液を回転ファンに一通り吹きかけ、ブラシを使って回転させます。一回転するまでそれを繰り返してください。黄ばみは細いブラシや綿棒でこすって落としていきます。タバコの汚れだけでなく、カビの予防にもつながる効果的な方法です。
まとめ
エアコンが黄ばむ原因は経年劣化によるものだけでなく、タバコや化学変化などさまざまです。原因を知ることで適切な方法で、黄ばみを落とすことができます。白いはずのエアコンが黄ばんでいては、よい印象は持たれません。日ごろから小まめなお手入れをしておくことで、黄ばむのを未然に防ぐことができるでしょう。
お手入れの方法も比較的簡単であるため、気になる方は一度試してみてもよいかもしれません。この機会にエアコンの汚れをスッキリと落としてみてはいかがでしょうか。