「どんなエアコンを買えばいいの?」エアコンの買い替えを考えている人にとって、一番難しい悩みかと思います。エアコンは購入すれば、しばらくは買い替えなく使い続けるモノで、家電製品の中でも高額な製品ですので、エアコンはちゃんと家の条件に見合ったサイズを選ぶ必要があります。
それでは、エアコンのサイズはどう選べばいいのか?部屋の大きさとエアコンのサイズがあっていないとどんな症状が起こってしまうのか?エアコンのサイズの選び方を知って、間違いない買い物をしていきましょう。エアコンのサイズがあってないとどうなる?まずは、エアコンのサイズと部屋の大きさがあっていないと、どんな症状が起こってしまうのか、ここで紹介していきます。
エアコンのサイズがあってないとどうなる?
まずは、エアコンのサイズと部屋の大きさがあっていないと、どんな症状が起こってしまうのか、ここで紹介していきます。
寒くなりすぎる/熱くなりすぎる
エアコンを使っていて「全然涼しくならない」「冷房(暖房)が効きすぎていて体調を悪くしそう」となったことはないでしょうか?もちろん、エアコンの風量の強弱ができてなくて、寒くなったり熱くなったりすることもありますが、もしかしたら、それはエアコンのサイズが部屋の広さにあっていないから空調が効かなくなってしまっているのかもしれません。
「部屋の広さより大きいサイズのエアコン」を使用している場合、部屋に対しての風量が大きくなってしまいエアコンが効きすぎて「寒くなりすぎる/熱くなりすぎる」症状が起こってしまいます。「部屋の広さより小さいサイズのエアコン」を使用している場合は、部屋に対しての風量がどうしても弱くなってしまい、いつまで経っても「部屋が涼しくならない/暖かくならない」症状が起こってしまいます。
電気代が高くなってしまう
部屋の広さにあってない小さいサイズのエアコンを使用していると、空調を整えるのに風量を強くしてしまいます。風量を強くするということは、それだけ電気代がかかるということに直結するので、無駄な電気代を使わないようにするためにも、部屋の広さにあったサイズのエアコンを選びましょう。
部屋の広さよりも大きいサイズのエアコンを選べば、風量が弱くできて電気代を少なくできるのではないかと考える人もいるかもしれません。それは間違いで、上にも挙げたように部屋の温度調整が難しく、温度の上げ下げをすることで無駄にエアコンを運転させてしまいます。その無駄な温度調整が電気代を高くしてしまうので、最初から部屋にあったサイズのエアコンを選ぶことが最適です。
エアコンが壊れてしまう
広い部屋にあっていない小さなサイズのエアコンを使って、空調を整えようとするのには強い風量が必要です。無駄な電気代がかかってしまうことの他に問題があって、風量をフルパワーでエアコンを運転することで、エアコン本体に負荷がかかってしまって壊れてしまいます。
エアコンが壊れてしまって、修理または買いなおしになってしまっては意味がないので、無駄な運転をさせないためにもエアコンのサイズを間違えないようにしましょう。エアコンのサイズの選び方
それでは、実際エアコンのサイズの選び方を部屋の広さ・条件に対応させて解説していきます。
部屋の広さで選ぼう
エアコンのサイズの表記は、畳の「畳数の目安」で表しています。サイズの表記例としては「冷房時7~10畳/暖房時6~8畳」と記載されています。ここの畳数と、エアコンを使用する部屋の畳数を合わせてエアコンのサイズ選びを行ってください。
「7~10畳」という表記の仕方だと、「部屋の広さが7畳~10畳の間で使用できる」と思いがちですが、これは間違いです。先に書かれている数字が「木造住宅の場合の畳数」で、後ろに書かれている数字が「鉄筋の住宅の場合の畳数」なのです。この場合だと以下のような畳数表記になります。
木造の住宅は、すき間が多く「密閉率」が低く、冷えにくくて温まりにくいです。鉄筋の住宅の方が木造住宅よりもすき間がなく「密閉率」が高いのが、この表記をする理由です。このように家の作り・条件によってエアコンの対応畳数が変わってくることが分かります。この他にも、エアコンのサイズの選び方が条件によって変わってくることを下の項目で紹介していきます。
家の条件で選ぼう
上の項目で挙げたように、エアコンのサイズ選びは「部屋の広さ(畳数)だけではなく、住宅の条件も必要」ということが分かりました。エアコン選びに重要な住宅の条件を以下に挙げていきます。
これらで挙げたように、エアコンを選ぶ条件にも色々とあることが分かりました。条件にぴったりあったエアコンを選ぶのは難しいと感じた場合は、自分の家の情報を把握した上で、購入時に専門家に相談すれば最適なエアコンを見つけてくれます。
エアコンのサイズ選びの注意点
エアコンのサイズを選ぶ注意点としてよく挙げられるのが、「暖房での畳数」と「リビング・キッチンでの利用」の2つです。ここではそれら2つの注意点を書いていきます。
暖房の利用を考えてみる
暖房での利用の何が注意点かというと、「冷房と暖房では同じサイズでも畳数が変わってしまう」ことです。「選び方の項目」で例に挙げたので見ると、「冷房時7~10畳/暖房時6~8畳」と表記されています。これは同じエアコンのサイズの表記なのですが、冷房と暖房の畳数が違うことが分かります。
一般的に、暖房の方がエアコンのパワーを使いますので、暖房の方が畳数を小さめに設定されています。冷房の畳数を基準にしてエアコンを購入して、暖房を使ってみると効き目が悪く感じることもあるでしょう。エアコンのサイズ選びの注意点として、「暖房の畳数を基準にして購入する」必要があるので、覚えておきましょう。
リビング・キッチンでの利用を考えてみる
最近の住宅では、「リビング・キッチン」といったリビングとキッチンが一緒になったものが多くなってきています。このリビング・キッチンがある家で、エアコンを利用する注意点があります。「リビング・キッチンはエアコンが効きにくい」という注意点です。
キッチンでは火を使ったりするので温度が変わってきたり、換気扇を回して空調が変わってしまったりと、エアコンが効きにくくなってしまう原因があります。キッチンにも風がいくようにするためにも、リビング・キッチンで利用する場合は、「エアコンのサイズを大きめにする」ようにしてみてください。
電気代が気になったら電力会社に相談も?
部屋の広さや条件をあわせてエアコンのサイズを選んだのに、エアコンの電気代が高くついてしまって気になる人は、電力会社のプラン変更をする必要があるかもしれません。エアコンは夏場・冬場とどうしても電気代がかかってしまうものなので、少しでも安くできるように電力会社に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
エアコンのサイズ選びとして、部屋の広さと条件を合わせていけば間違いなく選ぶことができるというのが分かりました。畳数表記では、冷房表記と暖房表記をしっかりと比べて、暖房表記の方を選ぶように注意してください。住宅条件とあわせてエアコンのサイズ選びするのは大変かもしれませんが、節電して夏と冬を快適に過ごすためにも、適正なエアコンを選んでいきましょう。