エアコンは真夏の暑い日の冷房として利用し、真冬の季節には暖房として利用するエアコンがない生活は考えられないようになってきました。
そんな良く使うエアコンをつけたときに「なんだか臭い」と、ニオイについて気になったことはないでしょうか?
「エアコンの臭いニオイを取りたい」という人に向けて、エアコンのニオイを除去する方法とニオイを再発させないための方法を解説していきます。
エアコンが臭い原因は?ニオイ除去のための対処
エアコンから発する臭いニオイの原因はいったい何なのでしょうか。ニオイがしたときの対処法と、エアコンの掃除はどれぐらい頻度に行えばいいのか、紹介をしていきます。
エアコンが臭い…においの原因
エアコンからする臭いニオイの原因は、「エアコンの中に発生したカビ」です。内部の水分とホコリが合わさって、カビの菌が発生してしまいます。
エアコンを覗いてみると、ホコリが溜まっていて、黒い斑点のようなものが見えたりしませんか?それがカビで臭いニオイの原因となっています。
エアコンの掃除をする
臭いニオイを取るにはどうすればいいのか、その方法は簡単で「とにかく掃除をすること」です。
当たり前のようなことを言っているかもしれませんが、臭いニオイを取るには掃除することが大事です。
臭いニオイがしたままエアコンを稼働しているということは、カビ菌のついた風を受けていることになるので、身体にもよくありません。
エアコンの掃除はやり方を覚えれば誰でもできることなので、自分で掃除をするようにしてください。
清掃業者に依頼する
エアコンの掃除の方法として、清掃業者に依頼することも一つの方法です。
自分で掃除することと比べて多めに費用がかかってしまいますが、プロの業者に依頼することで「カビを徹底的にしてくれる」という安心感を得ることができます。
自分で掃除することでは取ることのできない内部のカビを除去することも可能です。
エアコン掃除の頻度はどれぐらいが最適?
エアコン掃除の頻度は、年1~2回行うようにすれば良いです。その理由は、エアコンをよく使う時期は「夏」と「冬」です。よく使う時期の前に清掃するようにします。
特に夏はたくさんエアコンを使います。梅雨のジメジメとした時期にエアコンを使うこともあるので、春先に掃除するのがベストだと考えられます。年2回掃除する場合は、冬の時期に暖房を利用する前にも掃除してください。
自分でエアコン掃除をする方法
エアコンの掃除を自分でする方法を解説していきます。
エアコン掃除の準備
エアコンの掃除をするための準備を行います。
<掃除に必要な用具>
- ●軍手またはゴム手袋
- ●雑巾
- ●家庭用の洗剤
- ●掃除機
- ●歯ブラシ(使い古したもので可)
<掃除するときの注意点>
- ●コンセントを抜く
- ●しっかりと足場を固定する
エアコンに必要な用具を準備して、清掃を取りかかるようにしてください。
水に濡れた雑巾を使ったりするので、感電する可能性もでてきます。感電以外にも、エアコンが動いて指が挟まってしまうことが考えられるので、掃除する前に必ずコンセントを抜くようにしてください。
また、エアコンは高い場所に設置されています。エアコンのパーツを取るときに足場を崩してケガをしてしまうかもしれないので、足場はしっかりと固定してエアコンに触るようにしてください。
エアコンのカバーの表面や上にホコリがかぶっている場合は、カバーを開ける前にホコリを取るようにしましょう。
フィルターの清掃
エアコンのカバーを開けてフィルターを取り外します。フィルターはすぐに取り外し可能になっています。
フィルターにはホコリがついていることが多いので、掃除機でホコリを取るようにします。ホコリを取ったら水洗いをします。このとき、洗剤を使ってキレイにしてみてください。
水洗い後は、しっかりと拭き取り乾燥させます。水がついたままエアコンにフィルターを付けてしまうと、エアコンが壊れてしまう可能性もあるので、完全に乾燥してから取り付けるようにしてください。
パーツの清掃
パーツに黒い斑点がついていることがあります。これはカビがついているということなので、清掃が必要になってきます。
カビがつきやすい「ルーバー」というパーツを外します。
ルーバーの取り外し方は、メーカーや機種によって異なるので、説明書等をよく確認するようにしましょう。無理に外してしまうと壊れてしまうこともあるので要注意です。
ルーバーについている頑固な汚れは、歯ブラシを使って洗剤でしっかりと汚れを落とすようにしましょう。パーツも完全に乾くまで乾燥させてください。
フィルターとパーツの清掃が終わったら、エアコンにパーツを取り付けることを忘れないようにしてください。
業者によるエアコン掃除のメリット・デメリット
エアコンの清掃をプロの清掃業者に依頼することは、確実な方法と言えることができます。
プロの業者に依頼する方法でも、メリットとデメリットが出てくるので、紹介していきます。
業者に依頼するメリット
プロの清掃業者に依頼する最大のメリットは、エアコンの掃除を徹底的に行ってくれることです。エアコンの清掃は個人で行うことが可能なのですが、全ての場所を掃除することは難しいです。
エアコンのニオイの原因はフィルターだけではなく、エアコン内部の奥の部分からニオイがすることがあります。エアコンの中を覗いてみて、奥の方に黒い斑点が見えたら、業者に依頼して清掃してもらうことをオススメします。
プロの清掃業者は、エアコンの高圧洗浄を行うことで、内部の清掃が可能です。
高圧洗浄とは、エアコンを分解したあと、専用の高圧洗浄機とクリーニング材を使って徹底的にカビを除去していきます。洗浄後はすすぎ洗いを行い、抗菌と防カビ処理で仕上げていきます。
専門のプロが行うことで、きめ細かい清掃を行うことができ、ニオイなく快適にエアコンを使用することができるでしょう。
業者に依頼するデメリット
業者に依頼することで考えられるデメリットは、依頼費用がかかってしまうことです。
プロはキレイに清掃作業を行ってくれるのですが、個人でかかる費用と比べてしまうと、業者にかかる費用は大幅に高くなってしまうことが考えられます。
費用面を考えて安くしたいというのなら個人で清掃、費用がかかってしまうけどしっかりとした清掃を行ってもらうにはプロの業者、といった形で選択してみてはいかがでしょうか。
エアコンの臭いニオイを再発させないために
エアコンのカビを落として、ニオイも消したのに再発させては意味がありません。エアコンの使い方を気にしないと、カビはまた発生してしまいます。
エアコンのカビを再発させないようにするための方法を紹介していきます。
エアコン運転開始時に10分間窓を開ける
この方法はエアコンを毎回運転させるときに、簡単にできるカビ対策方法です。運転させるときに、少しだけ気にして窓を開けるようにしてください。
エアコンの運転開始時は、風を一気に出そうとするので、内部に溜まっているカビの胞子を出すことができます。胞子を出すことでエアコン内部のカビ対策になってきます。
部屋の中でカビの胞子をためておくのはよくないので、10分間窓を開けてカビの胞子を出すようにしてください。
冷房の設定温度を27℃以下に設定する
気温の低い場所では臭いニオイの届きにくくなるので、ニオイ対策として気温を低く設定することがオススメです。
こまめに換気をする
エアコンのニオイの原因として、部屋の中のニオイを吸い込んでいる場合もあります。エアコンにニオイを溜めこまないようにするためにも、換気をよくするように注意してみてください。
エアコン内部を乾燥させるようにする
エアコン内部の水気が溜まってしまうとカビが発生しやすくなってしまいます。カビによる臭いニオイを発生させないようにするためには、エアコン内部を乾燥させるように注意することが必要です。
定期的に掃除する
エアコンのニオイを発生させないようにするためには、何よりも掃除をすることが大事です。年1回のしっかりとした掃除だけではなく、小まめにフィルターの掃除などを行うことでニオイ再発防止につながってくるようになります。
年に一回エアコンクリーニングを依頼してみる
プロのエアコン清掃業者に、年一回のエアコンクリーニングを依頼するのをオススメします。業者に依頼すればキレイな状態を保つことができ、悪い部分も点検してもらえるので常にエアコンをベストな状態で使用することができるでしょう。
業者を選ぶときは、定期点検やアフターフォローなどをサービスが充実している業者を選んでみてください。
まとめ
エアコンの臭いニオイについて、最後にまとめてみます。
暑い季節と寒い季節には欠かせない存在になっているエアコンです。ニオイを感じなく快適にしようするために、エアコンを常にキレイにすることを心がけてみてください。