エアコンの買い時は、いつでしょうか。実はエアコンの値段は、1年間を通して大きく変動しています。この値段の変動を利用すれば、エアコンをお得に買うことができるのです。
この記事では、お得に買うことができる時期と、それとは反対に購入を避けた方がよい時期についてその理由を解説します。また、中古のエアコンの購入についてや、業者による修理についてもメリットとデメリットを紹介していきます。この記事を読んで、次のエアコンの買う時期と手段の目星をつけましょう。
【エアコンの買い時】月ごとに分けてご紹介
1年中を通じて家電量販店に並んでいるエアコン。実は買い時とそうでないときがあることはご存じですか。他の多くの製品と同じように、エアコンにも新商品の発売時期や繁忙期などの波があります。それらの波に合わせて買う時期を決めることで、お得に自分に合ったものを選ぶことができるのです。
この章ではエアコンを買う時期を季節ごとに分けて解説していきます。それぞれの時期に買うとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。5月から順番に見ていきましょう。
【4月~5月】夏前の最後のチャンス
4月と5月は夏前にエアコンを買い替えたいのであれば絶好のタイミングです。エアコン取り付け業界の繁忙期は夏前のつゆの時期から始まります。6月からの繁忙期に入ってしまうと、エアコンの取り付け業者が忙しくなり、設置が遅れることもあります。この時期にひと足先に替えることで、ひと夏を快適に過ごすことができるのです。
【6月~8月】繁忙期
気温と湿度が上がる6月から8月は、エアコンが最も売れる季節です。この時期の設置は業者の順番待ちになり、エアコンの価格も高騰する傾向があります。エアコンが急に故障したり、暑さに我慢できなくなったりしない限りは、この時期にエアコンを買うことはおすすめできません。お得に賢くエアコンを買うなら、この時期は避けた方がよさそうです。
【9月~10月】型落ちが安い!
エアコンを一番お得に買うことができるのは9月から10月のモデルチェンジの時期です。主要なメーカーの新型エアコンは、10月に発表されます。その際新型の値段は初期の価格として高額になることが多いですが、ひとつ前の型であるいわゆる「型落ち」商品は逆に安くなる傾向にあります。
それに加えて家電量販店は中間決済を9月におこなう会社が多く、在庫をなくすために型落ち商品の価格を下げて販売するようになります。またこの時期は冬に向けてエアコンの需要がのびなやむ時期なので、安くなる傾向にあるのです。新しいエアコンは旧機種でも充分な性能があるため、安いものをお考えの方はこの時期に購入することをおすすめします。
【年末年始】決算セールを狙う
年末年始は販売店各社がセールをおこないます。安くエアコンを買いたい方は、セールの情報を細かくチェックするとよいでしょう。ただ、年末年始も繁忙期になります。取り付けに時間がかかることなどを考慮の上、検討してみてください。
中古エアコンはリスクが高い
エアコンを買い替えるにあたり、出費をなるべく抑えたいとお考えの方も多いでしょう。しかしエアコンは低価格帯のものでも工事費込みだとおよそ5万円~10万円以上という値段になってしまうことも事実です。そう考えると、低価格帯の新品のエアコンよりもさらに安い中古のエアコンが魅力的に見えてくるかもしれません。
しかし中古のエアコンは、もともと壊れている可能性があったりと、リスクが大きいのが事実です。エアコンは家の壁に取り付ける必要があり、デリケートな家電なので、冷蔵庫などの他の製品とは違う特殊な家電であるといえます。
エアコンの寿命は10年程度
エアコンの寿命は10年といわれています。エアコンは室内機と室外機をあわせてひとつの家電です。普段よく見る室内機にはあまり変化は起こりませんが、室外機は風雨にさらされるためどうしても早いペースで劣化が生じてしまいます。
中古のエアコンを検討する際には、そのエアコンが製造された年式を特に気にするようにしましょう。古すぎるエアコンは避けた方が故障のリスクを最低限に抑えることができるでしょう。しかし、逆にもし年式が新しいものを見つけた場合はチャンスかもしれません。その場合は次の保証について基準にし、検討しましょう。
保証があるかどうかが重要
家電量販店のエアコンには、長期間の保証をつけることができます。長いものでは10年間の保証がついている場合もあるほどです。そのため量販店では安心して購入することができるのですが、中古ではそうとは限りません。
特に保証がないものは避けましょう。少しの期間でも保証があれば、使ってみて異常があれば修理を依頼したりすることができます。中古を検討する場合は年式と保証に充分注意して選びましょう。
エアコンの替え時と点検方法
エアコンの寿命は10年程だといわれています。室内機の内部や室外機はシーズンごとに確実に劣化していきます。劣化の進行を把握しておらず夏場に突然壊れてしまうと、取り換え工事も予約待ちになることがあり、暑い夏をエアコンなしで過ごすことになりかねません。
買い替えどきなのかどうか確信が持てないときは、一度自分で点検してみましょう。これから紹介する点検方法で、劣化度合いを知ることができます。
電源プラグを抜く
まず最初に、電源を切りましょう。特に室内機の点検は、電源プラグを抜いて電気が通っていない状態でおこなうことを前提としています。またゴム手袋をするなど、より安全に作業ができる環境を整えるとよいでしょう。
エアコンはスイッチを切っているときでも常時室外機の部品を温めるために電源を使っています。作業の後に電源プラグを差したら、室外機の状態が整うまで8時間程度は使用を控える必要があります。
室内機の点検
まずは身近な室内機を見ていきましょう。室内機はカバーを取り外すことで内部の状態をチェックすることができます。
・吹き出し風の点検
エアコンが、吹き出す風の温度を調整できているかを点検します。冷房であれば最低温度、暖房であれば最高温度にして、吹き出す風の温度を測ってください。吹き出し口と吸い込み口の温度を比べて10℃以上違っていれば、吹き出される風の温度は適切だといえます。
・エアフィルターの点検
エアフィルターは室内機のカバーを開いたところに設置されています。ここは空気を吸い込む吸い込み口と呼ばれる部分のひとつで、空気中のホコリなどを取り除く場所です。このフィルターを掃除せずにいると、風量が低下するので、風が出なくなったという方はここを掃除してみるとよいでしょう。
室外機の点検
室外機にもトラブルが発生することがあります。室外機が壊れるとエアコンにとって致命的なダメージとなることがあるため、こまめに点検しましょう。
・ファンは回っているか?
稼動中のエアコンの室外機は、正常な場合は勢いよくファンが回っています。ファンに異常がある場合は、回る速度が遅かったり、止まったりすることがあります。ファンが回らなければエアコンは機能しなくなってしまうので、点検をして異常がある場合は業者に修理を依頼しましょう。
・フィンにゴミがつまっていないか?
室外機の裏側または側面には、薄い金属が網のように並んだ部品が取り付けられています。これは熱を逃がすためのもので、空気を通すのでゴミが溜まりやすい部分です。このフィンと呼ばれる部分にゴミがついている場合は取り除くことで室外機の機能が回復します。
この部分はデリケートなので、少しの力をかけただけでも変形してしまいます。またけがをする危険性があるので、この部分を点検する際は必ず手袋を着用しましょう。
壊れる前に買い替えよう
エアコンは気候が安定する春と秋の短い時期を除き、1年中使用しているものです。そのため、いざ必要だというときに壊れてしまうと不便な思いをし、健康にも影響を与える場合があります。特に夏の暑い時期には、取り付けに数週間かかる場合があります。そのような事態を防ぐために、古くなったエアコンは壊れる前に買い替えをすることをおすすめします。
故障かな?と思ったら早めに修理を
買い替えるための費用を抑えたい場合は、業者に点検と修理を依頼するという方法もあります。信頼できる業者に相談することで、壊れたエアコンや、機能が低下したエアコンを使い続けることができます。
修理を依頼して出費を抑える
出費を抑えたい場合は修理に出すことも選択肢のひとつです。エアコンの状態や機種によって違いますが、業者が掃除をすることで改善することもあります。その場合、新品に買い替えるよりも出費を抑えることができます。
無料相談窓口を活用しよう
業者に相談するといっても、どの業者に相談していいかわからない方も多いことでしょう。そんなときは、エアコン110番の無料相談窓口をご利用ください。すぐに対応できる加盟店をご紹介いたします。業者による無料見積りもお取次ぎしますので、ぜひご検討ください。
まとめ
エアコンの買い時には1年を通して波があります。おすすめできる時期は、9月から10月の新型商品が登場する時期と、年末年始のセールの時期です。夏の暑い時期は繁忙期にあたるので、できるだけ避けたい時期となります。
また、修理を依頼することも出費を抑える上では選択肢のひとつです。修理はエアコン110番が紹介する業者にご依頼いただければ、迅速に対応できます。ぜひ無料相談窓口までご相談ください。